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 御挨拶

全日本聾教育研究会会長(広島県立呉南特別支援学校長) 西本 尚司


令和7年度から全日本聾教育研究会会長を務めさせていただくことになりました,広島県立呉南特別支援学校の西本尚司と申します。

本研究会は,昭和四42年に発足し,59年目を迎えました。全国の聾学校(聴覚障害者である幼児児童生徒を対象とする特別支援学校を含む)や大学,研究機関等から約4000名の教職員と聴覚障害教育担当者が参画する日本最大規模の聴覚障害教育の研究会です。

本研究会は,「加盟団体相互の連絡を密にし,教育に関する諸研究を推進し聾教育の向上発展を図る」ことを目的に,北海道・東北・関東・北陸・東海・近畿・中国・四国・九州といった地区聾教育研究会を単位団体として組織しており,各地区の聾教育研究会において,地域の実情に応じて,研究・研修を通して専門性向上に尽力していただいております。

また,毎年全国大会を開催しております。昨年度は関東地区にて,東京都立の大塚ろう学校と中央ろう学校を主管校として開催しました。本大会では,毎年,全国から聴覚障害教育に携わる教職員をはじめ会員,関係者が集い,記念講演を通して最新の動向や継承すべき専門的な知見を共有するとともに,授業研究や分科会別の協議を精力的に実施しています。

全国的に聾学校の在籍者数は減少傾向となっており,教職員数も減少しています。県内に1〜2校しかない聾学校にとって,本研究会で行っている全国大会や地区研究会は,聾教育の専門性向上に大きな役割を果たしていると考えます。

一方,今後も聾学校の在籍者数や教職員数が減少することを鑑みれば,従前の方法で全国大会を開催するのは困難になると予想されます。本研究会としては,これまでの全国大会の成果と課題や地域の実情も踏まえ,持続可能な大会運営の在り方を見直すことで,聾教育を担う教職員に対して,学びと交流の機会を維持し,聾教育の専門性の維持・発展につなげていきたいと考えます。

本研究会は,予測困難で変化の激しい社会の中においても,聾教育を担う教職員の学びと交流の機会を確保し続けることで,聾教育の専門性を維持・発展させていくことを使命とし,本部事務局,各地区研究会とともに取り組んでまいります。もとより微力ではございますが,皆様方からの一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。



 

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千葉県市川市国府台2−2−1 
(筑波大学附属聴覚特別支援学校内)
TEL.047-371-4135
FAX.047-372-6908
Email.zenichro@deaf-s.tsukuba.ac.jp
事務局長:鎌田ルリ子

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情報提供
全国公立学校難聴・言語障害教育研究協議会のホームページ